Learn Better ― 頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ
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目次
イントロダクション
ダーツの実験
「究極のサバイバルツール」
学習の目的はある事実や概念についての考え方を変化させることであり、学習にあたって目指すは思考の体系を学ぶこと
ノウハウを必要とする職業が激減
レジ打ち→セルフレジ
旅行代理店
体系的アプローチ
価値を見いだす:学びたいと思わなければ学ぶことはできない。専門知識を習得するには、そのスキルや知識に価値があるとみなさなければならない。さらに、意味づけを行わなければならない。 学習とはすなわち対象の意味を知ることである。
目標を設定する:知識を習得する初期の段階においては、集中が重要だ。何を学びたいのかを厳密に見きわめて、目的と目標を設定しなければならない。
能力を伸ばす:練習にも、他人と差がつく力をつけられるようなものがある。学習のこの段階では、スキルを磨き、パフォーマンスを向上させることに特化した手段を講じる必要がある。
発展させる:この段階では、基本から踏み出して、知識を応用したい。スキルと知識に肉付けして、より意味のある形の理解を形成したい。
関係づける:すべてがどう噛み合うかがわかるフェーズである。私たちは結局、個別の事実や手順だけを知りたいのではなく、その事実や手順が他の事実や手順とどう関わり合うかを知りたいのだ。
再考する:学習には間違いや過信がつきものだから、自分の知識を見直し、自分の理解を振り返って、自分の学習したことから学ぶ必要がある。
第一章 価値を見いだす
意味を自ら発見する
自ら意味を見出すことが大事
学びを自ら「作り上げる」
清掃員の例
自分の仕事に意味を見出している
自分の関心事に合うように仕事自体を変えてしまう
ラーン・クラフティング
課せられた知識の習得に意味を探す作業
自分にとってどう価値があるのか?
もっと自分に関連性があるのか?
自分の生活に関連性があるようにできるのか?
探索する種
その場かぎりのモチベーション
深層的モチベーション
「知的努力には伝染性がある」
社会的ネットワークもモチベーションも一緒になり得る
意欲が人に伝染する
逆もあるのでは??
意味とは学ぶこと
マインドセットの大切さ
積極的な価値の探求
言語の摩滅は、母語に対してネガティブな印象を持っている方が、より忘れやすい 片方は、「勉強する」するように指示し、片方は「意味を意識させた」
「意味を意識させた」グループの方が理解度が高かった
MET研究
教育者の価値
MET研究=Measures of Effective Teaching(効果的な教育の指標) 教育に関して学生の成果を高める大きな要因
「勉強圧力」→教育者が学生の頑張りや教材への真剣な取り組みをどれだけ後押しするか
「勉強支援」→教師が学生にモチベーションを感じさせる度合い
第二章 目標を決める
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学習はプロセスであり体系であるという概念
目標設定
計画策定
前提となるスキルの習得
習得したい専門知識の絞り込み
短期記憶の容量の小ささ
子どもが、心配ごとがあると認知力が大幅に低下する
企業の短いメッセージの有効性
知識は学習の土台
個人指導は、効果が高い←当たり前
個に応じた指導ができる→コスト高い
前提となる知識があると新たな知識を獲得しやすい。
知識と知識は、ネットワーク化されることで強化される
学習にコンフォートゾーンはない
楽々とできる範囲から少しだけ背伸びした目標が望ましい
思考の質を上げる
ネットワーク化された専門知識
小テストの有効性
専門家は、専門領域について3割程度しか答えられない。→無意識化している
思考についての思考―そして情動
学習者は自身についての理解が不足している
学習にまつわる最大の問題の1つが、メタ認知の不十分さだ。私たちは知らないことを理解するために最善を尽くしていない。そして知っていることについては過信している。だから問題は、学んだ先から忘れてことはできない。熟考について熟考しないことだ。理解するためにもう一歩踏み込んでいないのだ。
自分の思考を上手に管理できる
IQは、25%に過ぎない
感情管理の必要性
スキルの習得能力に大きく影響する
前頭葉の切除によって感情が失われると、意思決定が難しくなる。
情動は理性のループの中にある
つまり頭は心の1部であり、彼らは当の一体であるとも言える。
フラストレーションに対する緩衝材
目標設定を小さく細かく設定する
学習は難しくて当たり前
第三章 能力を伸ばす
モニタリング
実は10年間にわたって手術中に起きたミスをすべて書き出していた。チューブ1本落ちても、縫合部がうまく接着しなくても、いちいち記録した。看護師とのやりとりのちょっとした行き違いさえ日付や患者の年齢等の詳細とタグづけしてデータベースに残した。
どっちにバーンスタインと同僚がデーターを検証したところ、ミスを記録すると言う行為には大きな効果があるとわかった。ミスを書き出す、つまりフィードバックシステムを作ることによって、チームのミスは大幅に減った。効果は即効性があり、バーンスタインのチームの手術中の過失率は最初の1年で激減した。しかもその効果は10年以上も持続したのである。
パフォーマンスの観察をこまめに行うと成果は向上する
外部からのフィードバック
①答えが間違っていることを示す
②ヒントを与える
③順番にヒントを与える
↑自分で答えを考え出すためのやることを増やす↓
ミスの後に単に日社会に送り返して時するのは学習者の情報を「創出」させるよりはるかに効果が低い
フィードバックは、「誤った理解に働きかける時最も力を発揮する」
体感的に理解する→脳内でシミュレーション
良いフィードバック
先行予測の要素が含まれる
苦労の本質と反復
自己テスト
脳の可塑性
間違いの心理
情動のレジリエンスは社会とつながっている感覚、集団的な連帯感に負うところが大きい
生まれ派:生まれながらの決定論者
「あなたは頭がいいね」
育ち派:人は成長して変われると考える人たち
「あなたはよく頑張っているね」
生まれ派<育ち派
褒めるときは、より具体的に
例えばキリスト教徒は科学の成績が悪いと事前に伝えてから科学の問題を解かせると被験者のうちキリスト教徒は高得点が取れない
与えられたラベルや自分自身でラベリングしたことによって、成果が左右される
第四章 発展させる
自己説明→自分自身で学んだ内容や概念を自分自身に説明する
「なぜ?」を問う質問を自分に向ける
学習の発展としての議論
推論は、理解を促す
面接は、実際の仕事ぶりにほどんど予測できない
問題は面接が「採用活動に適切であると感じられる」ことだとニスベットは言う。大たいていの人にとって、面接するという体験は情動に鮮烈にうったえかける強い体験であるため、何年分もの確かな証拠が入っている履歴書よりも20分間魅力的に振る舞う能力で人を判断してもしまう。
応用の必要性
「ハイテック・ハイ」
シミュレーションを使うなど学習者に行動を探すタイプのオンライン学習の授業と、従来型のオンライン学習プログラムを比較したところ、前者の関与型のアプローチの方が約6倍も成果が高くなる 「学習は、観戦型スポーツではない」
人に教えるという学習方法
人に教えることで学びが促進される効果
不確実性の価値
創造性は学習の一種
思考を喚起する問いが豊かな学習を強く流してくれる場合が多い
あらゆる大きな発見は基本的に新しい道に対する答えなのだ
「多様性は人を賢くする」
商人たちの多様性のなさ、社会的な結びつきの強さが引き起こした?
他人の視点から思考を構築する
しかし、「多様性は摩擦の増加の原因になる」
疑問の大切さ
第五章 関係づける
システム思考
物事の関係性や構造に着目する考え方
知識習得とは突き詰めれば知識構造同士のつながりを理解すること
学習効果を高めるには関係性を考える
原因、類似点、相違点
「最大の認知上の障害」
複数の分野を混ぜ合わせて学習させることが、学習内容の概念をつかみやすい。
さらに、概念の名称を付けておくと理解しやすくなる
仮定思考
ハッキング
視覚的アプローチ
図にすると理解が早い
文章は一方向にしか進まない
高度な推論を行うのを助けてくれる
類似点と相違点について考えるきっかけをくれる
「思考の燃料と火」の役割を果たす
問題解決のスキル
第一段階:「問題を理解すること」
この段階では、問題の核心や本質の発見に努めなければならない。「問題を理解しなければならない。未知のものは何か? どんなデータがあるか?」とポリアは述べている。
第二段階: 「計画を立てること」
ここでは問題に対する取り組み方を計画する。「データと未知のもののつながりを探せ」とポリアは助言する。
第三段階: 「計画を実行すること」
行動し、検討する段階である。「計画が正しいと証明できるか?」に至った道筋を
第四段階:「振り返ること」
つまり解決法から学ぶこと。 「結果および結果見直すことにより、自分の知識を強化して問題解決能力を伸ばすことができる」
第六章 再考する
過信
選択肢の中で自分がよく知っているほうを選びやすいこと
実際以上に知っていると錯覚すること
自分がわかっているかどうかわからないとしたら、わかってない場合もそれはわからないわけで、当然ながら簡単に見えるものを人は勉強しない。単純でわかりやすく見えるものに対して、人はあまり努力しない。
直感型思考と熟慮型思考
「ファイト・クラブに気づかずしてファイト・クラブを語るなかれ」
評価する必要性
仕上げの質問
一番手こずるポイントに意識を集中することで、学生が学習から得るものは大きくなる
自分はどれだけこれがわかっているだろう?
わからないと感じるところはどこだろう?
と考える思考習慣を身につけるということなのです。
自分に分かっていないことを知る
メジャーリーグの審判
ソフトウェアによる判定によるフィードバック
分厚いフラッシュカード
自然と分散学習になる
最初の方と時間が空くから
内省の必要性
静かな時間
「こぶし」実験
手法
拳を握ってくれるかな
では、彼の拳を開かせられる?
強引にこじ開けようとする
情動管理テクニック
行動をよしとする先入観は学習には有害である
気を散らすものを断ち、集中する
ITを遠ざける
無限のプロセス
エピローグ
ツールキット